グラムロックというジャンルを築いたロックのカリスマ。
グラムロックとは、グラマラス・ロックの略で、見た目も音もド派手で男性が化粧をしたり、煌びやかな服を着たりするファッシャナブルなロックのジャンルです。
海外では、グリッターズ・ロックとも言われ、ゲリー・グリッターが由来です。
グラムロックを牽引したアーティストは、デビッド・ボウイ、T REX、アリス・クーパーがメインですが、初期のクィーンやスイート、スレイド、モット・ザ・フープルなどが有名です。
多くのアーティストは、初代ピンク・フロイドのリーダー、シド・バレットの影響を大きく受けています。
デビッド・ボウイのデビューは古く、1964年にシングルデビューをしていますが、当初はヒットには恵まれませんでした。
1969年に映画、「2001年宇宙の旅」をモチーフにしたアルバム「スペイス・オディティ」がヒットして、有名ミュージシャンの仲間入りをしました。
1972年にリリースしたアルバム「ジギー・スターダスト」を発売し、この頃から奇抜な衣装、メイクへと変貌しました。それは、次のアルバム「アラジン・セイン」にも受け継がれました。
1974年、ジョージ・オーウエルのSF小説、「1984年」をモチーフにした「ダイヤモンドの犬」を発表。 この時代を経て、黒人音楽のソウルを白人がどうやって近づけるかというソウルフルなアルバムを出します。
1977年からは、奇才ブライアン・イーノと組み、ベルリン三部作を出しました。
1980年に今までの音楽とは、方向性を大きく変え、ポップな音作りに変貌し、「レッツ・ダンス」などの大ヒット曲を生み、カルトロックスターからメジャースターへ変化しました。
その後もコンスタントにアルバムを出しますが、2003年に動脈瘤により入院してからは、精力的に音楽に携わらなくなってしまいました。
2013年に突然、10年ぶりの新曲「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」と『ザ・ネクスト・デイ』を出して大ヒットしますが、2016年肝癌の為、69歳で亡くなりました。
常にスタイルや音楽性をチェンジして、それぞれのジャンルで大きな成功を収め、1996年「ロックの殿堂」入り。
また、役者としても多くの作品に出演して、その独特な雰囲気で存在感のある役者でもありました。
1973年に初来日をして依頼何度も日本を訪れ、一時期、京都に住んでいたこともほどの親日家であった。
デビッド・ロバート・ヘイウッド・ジョーンズ
(David Robert Haywood Jones)
1947年1月8日
イギリス ロンドン
178cm
Ziggy Stardust、
Starman、
Changes、
Rebel Rebel、
1984、
Heroes、
Let’s Dance
Ziggy Stardust、
Diamond Dogs、
Low